拳功房とは、BUDO-RA編集長の山田英司が指導にあたっている中国拳法クラスである。
古伝の型を生かしながらも、他格闘技の攻撃に対処しうる対人用法を重視したその指導内容は、
従来からある中国拳法の指導とは、 一線を画すものと注目されている。




 
■中国拳法とは
 広大な中国大陸に伝わる中国拳法は、北方に伝わる北派と南方に伝わる南派に大別できます。北派とは日本でよく知られる太極拳や少林寺のようにのびやかな動きを特徴とし、南派は空手の源流であり、力強く小さな動きを特徴とします。
 本クラスでは、現今のスポーツ格闘技とは全く異なる中国拳法の技術と体の使い方、理論などの研究を行いつつ、最終的には健身、健心を養う、養生法としての武道を目指します。

■指導の特長

 八極拳、太極拳、螳螂拳を中心に、内家拳と言われる、発勁や寸勁を中心とした神秘的と言われる北派拳法を指導します。 発勁や寸勁など、秘伝とされている技術も、初期のうちにその方法を指導し、自由に攻防が行える段階まで身につけるようにします。
 山田式の指導の方法やカリキュラムは、これまでの伝統武術とは全く異なり、初期の頃から対人練習を重視し、すぐ中国拳法独自のルールで戦えるようにします。
 技術や実力とは、ある一定のルールを前提としなければ、決して向上しないものですが、伝統武術や古武術では、これまで独自のルールが解明されていないため、型稽古や一人稽古が中心となり、「型がうまくなっても組手には弱い」と言われていたのが実情でした。
 かといって、実戦的なルールを求め、空手やキックのルールで戦っても、実力はつきません。このルールの中で対人練習をしていたら、上達とはイコール空手やキックの動きを身につけることになってしまい、稽古に矛盾が生じます。
 中国拳法独自のルールとは、山田式格闘技理論の他律動作と自律動作の発想から検証していかねば割り出せない結論であり、拳功房では、初めてその成果の一端を公開します。


山田英司プロフィール
「格闘ストリーミングマガジンBUDO-RA」編集長。「達人」編集長。
早大「中国拳法同好会」初代主将。高校時代より中国拳法を学び、台湾、中国などの師につき、八極拳、螳螂拳、太極拳(陳式、楊式)、翻子拳、通劈拳、少林拳、形意拳、劈掛掌、各種武器などを学ぶ。
自ら新空手やムエタイに挑み、戦う編集長として知られる。実戦だけでなく、その格闘理論には定評があり、初めて中国拳法の上達理論を確立する。

 
   
   
       
 
八極拳
 北派拳法の中でも打撃力が強いことで知られる拳法で、この流派から近代の実戦名人の李書文(り・しょぶん)を輩出しています。
 本クラスでは、李書文系の型を基本から小八極、大八極、対打などを経て、六大開、八極連環などを段階的に学んでいきます。

■太極拳

 簡化太極拳、気功法、推手、散打、中央国術館制定の総合太極拳などの長い型までを学びます。
 武術クラスでの太極拳は、陳式太極拳を基本に、推手、対打、散打まで学んでいきます。
 太極拳は内家拳の代表的な門派ですが、防御に優れているため、八極拳と併習する ことにより、内家拳の戦闘法内の攻撃力と防御力が得られ、互いに補い合うことができます。
 ただし、同時に2つ以上の門派を学ぶことは、かえって習得が遅くなるので、八極拳、もしくは太極拳の基本を徹底して身につけた後に、他の門派を学ぶようにすることをお勧めします。

■螳螂拳
 動きの速い、実戦的と言われる北派拳法のコースで、螳螂拳の基本から、七手、力劈、小虎燕、崩歩、乱接、対打、散打などを学べます。

■入会に関して
希望者は、上記コースの他に、各種武器なども指導します。
練習は週1回ですので、学んだ套路のチェックと対打(2人組んで技をかけ合うこと )が中心になります。

練習着は、運動がしやすい服装を用意してください。 また、中国武術は本来、靴を履いて行うものですが、練習場は畳敷きのため、裸足で行いますので、あらかじめ御了承ください。

ある日の練習風景。
右で手を合わせているのは太極拳。中央が螳螂拳。
左側が八極拳 というアナーキーな状況で練習は進みます。
 
     
  ■練習時間
  ■料 金
 
毎週日曜日10:00〜12:30
   
入会金 7000円(税込)
月会費 3000円(税込)
練習には、専用Tシャツ(3000円)を着用します
         
  ■練習場所
    ■問合先
 
拳功房
(平成19年4月1日より練習場所が下記に変わります)
東京都江戸川区北葛西1-28-18 REXJAPAN内
電話 03-5605-3317
   

有限会社フル・コム
〒112-0004 東京都文京区後楽2-21-5 田中ビル2F
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