WIRE RECORDER WIREWAY MODEL WP-7634
ポータブル型ワイヤーレコーダー

front photo

ワイヤーレコーダーなる物の話は聞いたことがあったが現物を見るのは私もはじめてである。
現在のテープ式磁気録音は1930年頃、ドイツのフロイマー博士によって発明されたものだそうですが、実はそれよりかなり前、1898年にデンマークのブールゼンという人が鋼線式(ワイヤー)磁気録音装置を発明している。
当時はまだ真空管もなく実用にはなりませんでしたが、その後1920年代にはドイツ,アメリカ,イギリスで鋼線式や鋼帯式が出回ったようです。
本機は、レコードプレーヤー(78回転)とワイヤーレコーダーを合体したものであり、出力はGT管のアンプにより2個のスピーカーを鳴らす方法とAMワイヤレスで電波を飛ばし、AMラジオを鳴らす方法がある。
モーターは2個あり、1個はPLAY(WIRE RECORD)及びレコード回転用でもう1個はワイヤーの巻き戻し用である。ワイヤーのヘッドは、ワイヤーがリールに均一に巻き取れるよう上下に一定スピードで移動するようになっている。
ワイヤーリールは、金属製でズッシリ重く、資料によればステンレススチールワイヤーで太さは0.004(インチ?)で長さは1時間($5.00)、30分($3.00)、15分($2.00)の3種類で( )のような価格で売られていたようである。
実際に電気を入れてみると、駆動部がゴムローラーの摩耗により、回転がきわめて不安定となっていたが、電気回路はハム音が大きいことを除けばまだ実用になるものであった。手動で回転を助けながらワイヤーに既に録音されたものを聞いてみると音質は良くないが、会話録音等は充分実用になるレベルであった。
ワイヤーをリールにかけるときプラスチック製で長さ20cmぐらいのワイヤーリーダーなるものによってうまくワイヤーをリード出来る構造は単純だがすぐれた方法であると感心した。

上から見たところ
上から見たところ
ワイヤーリールヘッド
ワイヤーリールヘッド
ワーヤーリール装着
ワーヤーリール装着
ヘッド上下機構
ヘッド上下機構
GT管アンプ部
GT管アンプ部
ケース外観
ケース外観
ワイヤースプール(いもの製?)
ワイヤースプール
ワイヤーとリーダー部
ワイヤーとリーダー部
ワイヤーの太さ
ワイヤーの太さ
付属のクリスタルマイク
付属のクリスタルマイク


BACK NEXT INDEX

Kamata TOP
Powered by ホームページ製作のネットプロ