日本一低い山について、地理マニアのはしくれのはしくれとして僭越ながらコメントさせていただきます。
日本一の山はその定義によって少なくとも３つあります。

まず、国土地理院発行の地形図にある山で最も低いのは大阪市港区の天保山（標高4.5m）です。
その名の通り天保年間（江戸時代）に浚渫残土で作られた山。
西日本屈指の水族館・海遊館のすぐそばにあります。

ただし、天保山はかつては現在より高かったとの説もあることに加え
国土地理院地図に掲載されていなかった時期があり、
そのときこの仙台市の日和山（標高6m）が日本一低かったということで
今でも「元祖日本一低い山」という称号を得ています。
この山は江戸時代の砲台跡とのことです。
天然の山限定ならば、最も低いのは徳島市の弁天山（標高6.1m）です。

さらに未公認記録として秋田県大潟村の大潟富士（標高0m）
こちらは国土地理院が山としては認めていないものの
標高0mとはいったいどうなっているのだ？というインパクトがあります。

この三ヶ所とも地元では日本一低いと主張しているようです。