統一暦153年 7月の日記

戻る 


 7月◎日(にちじょー)
だれがおばさんですって! 見た目はともかく年齢ならおばさんは・・・(笑

 うぐっ! い、痛いところを……(T^T)
 そ、そんなことはないもん!!パムだってまだぴっちぴちのりうぃるでぃあの25歳……じゃなくって、本当は22歳なんだもん!!これはほら、あの、フレアお姉ちゃんにもらった例のあのやばい「あれ」を使ったせいなんだから!!!これさえなければ本当はパムの方が年下なんだもん!!!……って、そうは言ってもやっぱり年齢は変わらないんだけどね(ρ_T)しくしく
 そりゃあねえ、冒険をはじめてから今年で12年も経つんだから、パムだってそれなりに年はとりますよー、だ。でも、身も心もおばんになってきちゃってるるりお姉ちゃんに比べたら、パムなんかまだまだましなんだから! なんたってねえ……るりお姉ちゃんとはじゅみょーが違うもん。じゅみょーが。ひゅめるあーてぃあで言ったらパムなんかまだ10代前半ぐらいなんだからw
 だ・か・らねえ、結局結論としては、やっぱりお○さんなのはるりお姉ちゃん!ってことで!! あ? 怒る? 怒るの?? きゃあぁあ、お○さんが怒ったあああっぁぁぁっっっ!!!(^^;

…………………………………………
…………………………………
………………………
…………
 あーいた(>_<)。ほんと、るりお姉ちゃんってば、いっつもあんの馬鹿力で思いっきりぎゅうぅっってつねりあげるんだもん(T_T) パムのほっぺが伸びちゃったらどうするのさ……ぶつぶつ。
 でもねえ、こうやってるりお姉ちゃんと馬鹿をやってる、これが日常なんだよなあ……なんか、世界の終焉とかなんとか言ってるこの時だからこそ、こういう日常がとってもとっても貴重に思えるの。
 こーゆー馬鹿をやってられる日常を護るために、パム達が頑張らなきゃいけないのか……そうだよなあ。うん。女神様はとってもとっても強そうだけど、頑張ろう!! ふぁいとっ!!!
 7月▼日(あんうん?)
 なんかさあ、最近ティアお姉ちゃんの様子、おかしいんだよねえ。そう、ちょうどあの「世界の終焉」って話を聞いたあと辺りから。なんかあんまり元気ないし、宙を見てはため息ばっかりついているし、今月のロストお兄ちゃまみたいにパムのお風邪がうつったってわけでもないだろうし、ほんと、いったい何があったんだろう……。
 それでパム、さっきちょっとティアお姉ちゃんのお部屋を覗いてみたの。そしたら……

もうすぐ…この異世界から切り離されて元の世界に戻る時が来るわね…急いで全ての真実を確かめねば…!
二人には…もうそろそろ、言わないといけないわね。…別れるのは辛いけれど…これもまた運命…!
さあ…全ての真実を知るべく…最後の戦いへ…往くとするか…!


って、なんか愛用の剣を見つめながら、ぶつぶつと独り言を言ってて……いや、遠かったからパムにはほとんど何言ってるのかは聞こえなかったんだけどね(^^;;
 とにかく、ティアお姉ちゃんのご様子、最近なんかおかしいんだあ……うーん、気になるなあ…………
 7月×日(めいおーのちようたいのちくろのめがみ)
ラプラス「ここからの激闘がんばりますよ」
ロイ「つまり… 俺たちは幼女目指して冒険していた、と…そういうことかね明智君」
ふぉるにしあ「やることやってさっさと済ませましょう」


 どーでもいいけど、この並びでこういうこと言ってると、意味的に凄く怪しいような……(^^;;
 えと、ま、そんなことは実はどうでも良くって、現状を説明するとね、今月はロストお兄ちゃんがパムのお風邪がうつっちゃって寝込んじゃってて、パムはティアお姉ちゃんと二人で女神様とーばつ隊の一員としてここに来たの。そしたら、パム達よりも先に闇皇の所に来ていたろ○お兄ちゃんが、いきなりこんな事を言ってたから思わず――(^^;;
 ってあ? 実はもう戦いが始まってる?? こ、こんな事を言ってる場合じゃなかった(^^;; よぉし、それじゃ、さっそくパムも全力でいっくぞぉおおおぉぉっっ!!!

…………………………………………

ティア・R・ランバート「これでお前も終わりよ…散れッ、スカーレット・エンドッ!!」

ティア・R・ランバートは闇皇ガルブレヒトを粉砕した!
闇皇ガルブレヒト「我が息子よ!始まりの皇子はおまえの力では絶対に殺すことは出来ないのだ!おまえと彼は全てを共有する者だからだ!」


 おー!! ティアお姉ちゃん、凄い凄い!! おめでとー♪(^^)
 ふう……なんとか闇皇さんに勝った……こっちはろ○お兄ちゃんが闇皇さんの影皇剣を一身に浴びて、完膚無きまでにやられちゃったけど、被害はこれだけだし。このあと、いよいよ情報にあった例の女神様の幼体が出てくるんだ――ってあ、そうか! 闇皇様がろ○お兄ちゃんを集中的に狙ったのって、実は女神様の幼体にろ○お兄ちゃんを会わせたくなかったってことぢゃ……って、考えすぎか?!(^^;; でも、はじめにあんな事を言ってたしねえ……はは……

滅なる者との永き戦いは終焉を遂げた・・・しかし勝利の末に得たものは、深き虚しさと哀しみ・・・ふと気が付くといつからそこにいたのか、目の前になにかがうずくまっている様な影が見えた・・・

 とか何とか言ってるうちに、なんか女神様が出てきたみたい。パム達は予め情報をもらってるからそれほど驚いていないけど、これ、はじめて見たらとっても驚くよなあ……

夢想空間
それはまだ幼い少女だった・・・少女は漆黒の衣を身に纏い足を両腕で抱え込む様にして座り眠っている・・・こちらの気配に気付いたのか、つっ、と顔を上げた顔を覆っていた黒い長髪が背中へさらりと流れ落ちる・・・虚ろな瞳に宿すのは光ではなく吸い尽くすかのような闇・・・

永遠への幼体シェルヌヴァースと決戦!


って、出たなあ!! この、全ての災厄の元凶たる黒の女神!!! 完全に目覚めないうちにパムが、「ふに〜」と言わせて――って、違った(^^;; ええと、やっつけてやるから覚悟しろっ、だもん!!! いっくぞぉおおおぉぉぉっっっ!!!

…………………………………………

永遠への幼体シェルヌヴァースに向かって光線を放った!
永遠への幼体シェルヌヴァースに173のダメージ!(-102)
リディア「時空を越えて何度我々の前に立ちはだかるというのだ!ノストラダムス!!」

リディアは永遠への幼体シェルヌヴァースを粉砕した!


 やったぁ!! さすがリディアお姉ちゃん!!! とっぷらんかーは伊達じゃないねっ!!! とはいえ同じ風華魔法使いとして、この差はとってももどかしいものがあるんだけど……(^^;;
 ま、まあいいや。とにかくこれで、全て解決したのか、それともやっぱり、まだ終わりじゃないのか………………

少女はその場にくず折れた・・・しかしその体は次第に脈動をはじめる・・・艶やかな黒髪がさらに長さを増し、背中でなにかが蠢いている衣を突き破って黒いものが少女の体を覆い隠す!

 あ、やっぱり、まだ終わりになんかしてくれないのね(>_<) こー、変身中にやっつけちゃえばいいのにとか思うのはひーろー物の常道ではあるんだけど、これってやっぱ、今攻撃しちゃまずいんだよねえ――とか言ってる場合じゃなくって!!!!!!(>_<)

永遠なる闇の彼方
覆いしものは幾重にも重なる漆黒の翼・・・静寂の中ゆるやかに翼が開かれてゆく・・・そして・・・少女は美しき、されど虚無の女神へと変貌を遂げていた

黒の女神シェルヌヴェイラと決戦!


 うわぁあぁぁぁあぁぁっっっ!? 出たよぉ、とうとう黒の女神!!(>_<) しぇるぬう゛ぇいらって、やっぱりあの暗黒断層に出てきた右腕の本体さん!!! やばっ、なんか、非常に強そう…………

翔皇ロックフェルド「第零種ごときに世界を委ねる怠惰な真人どもでは世界を導くことはできぬ!導くは我ら闇の一族のみ!」
紅皇セレスティア「第零種族ではこの世界を永遠へと導くことは出来ないわ・・・いずれ終末を迎えるのよ?」
霧闇の咆哮「闇へ・・・闇へ来るのだ・・・」
蒼皇ルゼナー「第零種族は第十番目の種族!すなわち最下位種ということだ!」
黒皇ウォルド「世界の覇を握るのは我らや真人ども第一種族のみ・・・そもそも貴様ら第零種の出る幕では無い!」


 取り巻きさんもこんなにいるし(>_<)
 こっちはSAKURAちゃんたちやリディアお姉ちゃん達の増援があったとは言っても、さっきまでの戦いでみんなけっこうぼろぼろだし、女神さんはなんか異常にしぶとそうな感じだし、これはなんかやばそうだよぉぉ(;;)
 ででで、でも、幾らやばそうでも強そうでも、これを倒さなきゃ世界は終焉を迎えちゃうんだよね。だ、だったらやるしかない。やるしかないんだもん! うん……
 最後の戦い、いっくぞぉおおおぉぉぉっっっ! パムの全力をこれにぶつけてやるんだもん!! いっけぇええぇっっ、さんげめっかんれつだんっ!!!