H邸の新築工事                
第 20 回   9月20日記  屋根を葺く−順調に工事が進みだした

屋根を葺く
 

 上棟によって家の骨が組み上がると、まず屋根を葺きます。これは在来工法の特徴で、屋根を乗せることによって、大きな加重をかけてしまい、柱などの接合部の馴染みをよくするのが目的です。H邸では、ステンレスという金属板を使っていますので、それほどの加重にはなりませんが、瓦屋根ですととても重くなります。

 屋根を最初に葺くので、雨の日でもその下で作業ができるという、副産物が生じます。上棟までは工程がお天気に左右されますが、屋根が葺けてしまえば多少の雨など、関係なく工事が進みます。この現場では、上棟が遅れたことも手伝って、3人の大工さんが働いています。
 
2階から南側の屋根を見たところ 2階の屋根は、日除けのため二重

 建物のまわりには、埃やゴミの飛散を防止するために、緑の養生シートが張られています。そのため、残念ながら全景写真は撮れません。まわりにはびっちりと家が建ち並び、家全体の外観が見える場所がない。そのため、H邸に関しては、内部の住みやすさにだけ拘った。

 工事は順調に進み始めたが、今回はあまり報告できるものはない。
「タクミ ホームズ」も参照下さい
「建築への招待」へ戻る        次回に進む