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             ◎◎ バランス・スコアカード ◎◎

      財 務        Balanced Scorecard
     |       of the Users              <第2号>
プロセス--+--お客様      by the Users
     |         for the Users
      人 材        Pubzine ID=18104
                          BSC-U3  Vol.2002-001      2002.06.03(月)
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★  ML もよろしければ: http://www.egroups.co.jp/group/BSC_Users  ★
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□□   --------------- メニュー -------------- 
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    1)アンケートのお願い
    2)イベント報告(BSCフォーラム2002)〜(2)
        3)みじかなところをBSCする 〜 ビジネス de あそぼう図
    4)BSC 有識者に聞く/経験者に聞く/プロに聞く

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□□ 1)アンケートのお願い
□□         

 多くの皆さまにご登録いただき、ありがとうございます。
 現在、200名以上の方にご購読いただいております。
 
 読者の渡邉さんから、ご提案がありました。ご登録された多くの方は、
 バランス・スコアカードとは何かをご存知の方が多いようですが、中には
 まだよく知らない方もいるのでは・・? 
 だから、そもそもBSCってなーに・・というコンテンツも入れては
 どうでしょう・・? というご提案です。
 なるほど・・と思いました。
 基本的にはBSCについてある程度ご存知の方を対象にしたメルマガなの
 ですが、はじめの一歩も必要かなと思った次第です。

 そこで、読者の皆様の状況を把握しておきたいので、下記のURLで
 アンケートにお答えいただければ・・・幸いです。

                 ↓  ↓   ↓
 
         http://www.pubzine.com/detail.asp?id=18104

                            (松山真之助)
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□□ 2)イベント・レポート  
□□    〜【バランス・スコアカード・フォーラム2002】〜 (2)

  2002.5.17(金)、日経情報ストラテジー(日経BP)主宰で表記
  フォーラムが開催されました。
    http://www.nikkeipr.co.jp/bsc/meaning.htm

  今日は、しんのすけがそこでお話した内容をご紹介させてください。
  あるIT子会社でのBSC(バランス・スコアカード)導入事例を
  ご紹介しました。2002年の4月からのスタートで、決定、導入の
  プロセスについてお話しました。ただ紹介するのも面白くないので
  走りながら考えたことをまお話しました。

  <BSCワァーオの法則> ということで7つにまとめてみました。


  1)BSCワァーオの法則 − その1(仮説)

      (BSC+MBO)xPDCA=!!!
 
  という公式です。
  経営の基軸はなんだ?というのを 数式で表したつもりです。
  すでに導入されていたMBO(Management By Objectives)の人事評価
  制度ですが、どんな目標を個人がたてればいいのかという大事なスター
  トポイントは、なかなか難しいものです。
  へたをすると目標がてんでばらばらになったり、個別には素晴らしいが
  全体を見ると統一性がかけていたり・・・。あるいは、当初にたてた
  MBO目標は、年度末までほこりをかぶっていたり・・
  MBOが本来の機能を発揮するためには、組織として統一性のとれた
  も目標設定が大切です。

  そこに・・・・ BSC(Balanced Scoercard) が登場したわけです。
    MBOの目標設定を会社の様々な組織レベルで整合性、統一性を貫き
  ながら設定するには、BSCという枠組みが非常に便利なわけです。

  会社全体(社長)、事業部(部門長)、部門(部長)、グループ(課長)
  ・・・社員まで、戦略の整合性を保ちつつ目標設定していけるところが
  BSCという枠組のよいところでしょう。全社の戦略的目標は、こうし
  て社員の日々の業務にまで落とし込まれるわけです。

  そして、BSCのフレームワークにのっとったMBO目標は、PDCA
  (Plan Do Check Action) というサイクルの中で、実践されていくわけ
  です。実践されていく・・といっても、それなりの仕組みと運用が必要
  であり、それは、また後段の法則でご紹介予定です。

  =(イコール)の右側の!!!は、何でしょうか?

   !:お客様の満足
   !:株主の満足
   !:社員の満足

  です。

  バランス・スコアカードを導入するにあたって、私達は何を狙うのか
  という考え方を、この公式(仮説)に込めてみました。
  これがワァーオの法則その1です。

  その2以後の法則は、次の号で・・・また。
    

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□□ 3)みじかなところをBSCする
□□       ------- ビジネス de 遊ぼう図 --------

 下記のコメントは、ある読者の方からのお便りです。

 > 松山さん
 > おあそびコーナーを併設してみては? (笑)
 >  例:ちょっとみぢかにBSC
 >    身の回りのできごとを、まじめにBSC分析する。
 >    芸能ネタを、BSCで問題解決
 >  とか。

 僕は、こういうのに弱いんです。すぐ面白がってしまう性質なのです。
 実は、以前、某大手通信企業でBSCを推進していらっしゃるSさん
 とも同じようなことで盛り上がりました。
 人生のBSCがあってみいですね!って。
 ビジネス、経営のメソドロジーは、案外、人生にも、家族にも、遊びにも
 お役所にも、世界平和にも役立てることができるような気がします。

 そこで・・・ 身の回りの出来事を勝手に“BSCしてみましょう”。

 サッカーワールドカップがいよいよスタートしました。そこで、
 FIFA(国際サッカー連盟)のBSCでも考えてみましょう。

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  ◇FIFAミッション(使命):
     サッカーの進興を図り、世界の人々の交流に寄与し
    同時にビジネス・スポーツとしての地位を向上させる
    <スポーツとはサッカーのことである!>

  ◇ビジョン(将来像):
    5年後には地球人口の約80%の人が最高のサッカーを
    楽しめるようにする。

  ◇ストラテジー(戦略):
    世界中の人にサッカーは面白いと思わせるには
    最高のサッカーゲームを見て興奮してもらうことだ。
    そのためにワールドカップの存在感を高めるあらゆる
    努力と工夫をする。
  -------------------------------------------------------------
               ||
               \/

  ◎財務の視点 :観客動員数を拡大してチケット収益、その他
          の収益を拡大する。
          プレミアムチケットを流通させる。(単価アップ)

  ◎顧客の視点 :フーリガン対策で観客の安全をまず守る。
          ゲーム満足度を上げる(GS向上)
                  
  ◎プロセス視点:観客の移動の利便向上
          観客のゲーム鑑賞の利便向上(ドームを極力利用して
          天候に左右されないようにする)
          来日来韓選手団が地元の人たちと交流し、サポーター
          を増やす。
          メディアの活用。(TV、インターネット)
          空席を作らない!(新聞の写真は雄弁でしたね!)
 
  ◎人材視点  :選手のやる気(優勝すると10億円とか?)
          選手層の厚み拡大(世界でよい選手をたくさん生み出す)

 FIFAのドンになったつもりで、考えてみると結構面白いかもしれませ
 んね。高いチケットや来日後の選手の動き・・・など戦略的、ビジネス的に
 とらえて見ると、あ〜なるほどぉ って思えたりします。

 皆さんも、何か面白いネタのBSCがありましたら、是非ご紹介ください。
 遊び感覚がいいですね。ビジネスもゲームみたいなもんですから・・?。

 藤原紀香、小泉内閣、地元の市長、PTA、雪印、みずほ・・・など
 いろいろ考えたら面白いかもしれませんね。アイデア募集します。
 この前、国の格付けを大幅に落とされた日本国のBSCを考えてみても
 面白そうですね。

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□□ 4)BSC 有識者に聞く/経験者に聞く/プロに聞く
□□         ----------- 思いを絵にする -----------

   『 うちの経営者って、戦略とか考えてんのかねぇ・・? 』

  呑み屋さんで、中堅サラリーマンのマジメな愚痴を聞いていると
  そんな会話が聞こえることが・・・。
  大手企業になればなるほど、上位職は、下に対して「よきに計らえ」
  対応が蔓延します。やがて中堅どころが、結構会社にとって大事なこと
  を立案したりするようになります。
  権力もなく、給料も少ないのに・・です。
  「この会社、誰が経営してんのかねぇ・・・」なんて会話の後に
  冒頭のグチが登場するわけです。

    しかし・・・

  社長や経営トップの頭の中には「何かしらの思いがあるハズ」と言うの
  は朝日アーサーアンダーセンのコンサルタント秦氏。(BSCセミナー
  にて)秦さんはトップインタビューからその企業の思いを絵にするビジ
  ョナリストである。
  トップインタビューで、その企業の(社長の)やりたい、進みたい思い
  を絵にするのはコンサルタントの得意技ですね。

  すでに存在する“会社の経営方針”や“社長の頭の中の思い”を系統立
  てて整理し戦略的な絵を描くとき、バランス・スコアカードというフレ
  ームワークは、とてもうまく機能するというわけです。
  サラリーマン社長だって、オーナー社長だって「絶対に何か思いがある
  ハズ」というのは、当たりでしょう。

  中堅ビジネスマンが経営者/事業部長/部長の頭の中を絵にしてあげるた
  めに、バランス・スコアカードを使ってみるというのもいいかもしれま
  せん。思いを実現するためには、まず絵(図、言葉)にすることが第一
  ですから。

    しかし・・・

  呑屋での次の会話は、「ところで、あれは本当は誰が作ったんだぁ?」
  なんて・・。(あ、悪いジョウダンです)

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  3号は、6/3-4に開催されるマーカス・エバンス主宰の
  【バランス・スコアカード2002】の様子他をご報告予定。

  ご意見、コメント、アドバイス・・・お寄せください。
  webook@yahoo.co.jp 松山 あて。
        
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発 行 : Pubzine 18104
発行者 : 松山真之助
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