ご 挨 拶

今、成すべきこと

NPO法人AIDSネットワーク横浜
理事長 笹 田 克 子


  今期、第19期目の総会を終え、ブログの書き換えにあたり、担当委員会より代表の顔写真を掲載したい旨話があった。 20年昔だったら少々自信があったのだが、歳月は残酷です。

  【NGOエイズカウンセリングネットワーク横浜】 の発足に世話人として参加、同じ研修仲間と共に活動、事務局長、代表として、手探り状態の中で頑張りNPOになって、9年、理事長として現在に至っています。 継続事業は、ボランティア学校、電話相談は健在だ、又、それぞれの地区でご活躍の皆さんの事は、ご送付頂くニースレター等で勉強させて頂いています。

  昨今の患者・感染者の急増は、我々の活動の努力や願いとは関係なく、期待とは程遠い報告に空しささえ覚える現状に、何をすれば良いのか!考えさせられる事ばかりです。活動の中に、ボランティア以外の人に理解を得る事は大変な努力と忍耐が必要とされます。

  今期6年間を掛けて挙行された事業、地域で学ぶ「親と子のいのちと性の教室」が終わりました。薄れ行くモラルの中で、性教育に対し規制がかかり、学校では教育が出来ない。困っている多くの親の意見等、それにずっと携わってきていた「がらくた座」の木島千草さんとの出会いから、それでは、我々の団体で地域に発しましょう !!

  横浜市18区 年3回 6年がかりの活動になりました。
途中、様々な苦難もありました。先ず、無関心、理解をさせるのに一番の苦労は、決定的問題が生じない限り、何が大切なのか知ろうとしない、我が子、我が夫、そして自分、性に対し危機感が非常に希薄である事でした。 20期を迎え、今、成すべきことを考えながら、相談してくる電話の向こうの状況を察し、ボランティアの活動のあり方に大きな責任を感じつつ、いつまで頑張れるか、若い世代のボランティアの参加が待たれます。

平成23年 7月


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